多肉植物にハマりだしてから、「花が奇抜な模様でしかも臭い」という独特な特徴を持つガガイモに興味を持ちました。(ここでは多肉植物のガガイモことです)
ゼブラ(縞馬)模様の花を咲かせる品種をはじめ、変わった花や茎を持つ色々なタイプのガガイモの株を収集して育てています。
☆近年は、ガガイモ科がキョウチクトウ科に統合されたようです。
ペルシャ絨毯のような緻密な模様の花が咲くガガイモがあることを知る
ペルシャ絨毯のような緻密(ちみつ)な模様の花が咲くガガイモがあることを知る
臭くて珍しい花を咲かせるガガイモも随分集まりましたw
どのような臭いか言葉で説明すると、ヤモリなどの小動物の死骸のような臭いです(>_<)
そんな頃、「ペルシャ絨毯のような緻密な模様の花が咲く」ガガイモがあることを知り花を見てみたいと思うようになり、ネットショップや多肉農家さん、ヤフオク、メルカリと探します。
なかなか流通していないようで、しばらく探し続けました。
そして、ついに手に入れました(^^)/
買った当時の画像は残っていないので上記の画像はイメージですが、7、5号サイズに植わった枝が3本に分岐した苗でした。
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ガガイモ・エディスコレアグランディスの特徴
原産地はケニア・エチオピア・ソマリア・イエメンなどの東アフリカで標高200~1500mの乾燥した広い地域の岩陰や灌木の影に自生しているようです。
エディスコレア・グランディス(以下グランディス)はキョウチクトウ科の植物なので樹液には毒があります。
ユーフォルビア属に毒があるのはよく知らいると思いますが、ガガイモも(キョウチクトウ科)で毒があるので素手で触らないように気を付けましょう。(棘がある点でも手袋必須です)
ちなみにグランディスの樹液は透明で少しヌルッとしてアロエに似ています。
色は個体差なのか?環境の違い?それとも季節によって変化するのか?よく分かりませんが、奇麗な緑色だったり、グレーっぽい緑色、茶に近い緑色だったりします。
そして成長とともに高さも出て茎が分岐して増えていきますが、10~20cm程、ある程度の高さになったらそれ以上は縦に伸びずに、ほふく前進するように伸びていきます。
グランディスは夏の暑さには丈夫ですが、冬の寒さにはとても弱いようなので暖かい場所に移すなど注意が必要です。
画像でもお分かりいただけると思いますが、鋭い棘があるので扱う時は素手ではなくゴムが塗られていて棘を通さない手袋を着用した方が良いでしょう。
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ガガイモ・エディスコレアグランディスの花を咲かせるためにやったこと
ガガイモ・エディスコレアグランディスの花を咲かせるためにやったこと
育てはじめて2年間は、植物も環境に慣れるのに必死で花を咲かせる余裕はなかったのでしょうか?花を咲かすことはありませんでした。
土づくりと植え替え
株が大きくなったのと今年こそは花を見たいという思いで、春に植え替えしました。
植え替え時期は地域によって多少の違いはあると思いますが、夏型の植物なので春5月から梅雨入り前までが良いでしょう。
例えばマリリン地方(沖縄県)では4月頃でも大丈夫です。
植え替えに使った土は通常使っている多肉植物用の水ハケの良い土に少し(おおよそ10対2)くらいの割合で培養土を混ぜ込みました。
さらに緩効肥料の「マグアンプK」を元肥として適量混ぜ込んでおきます。
ゆっくりと効くタイプの肥料で、私は植物によって使い分けていますが、今回は中粒を使いました。
中粒の効果は約半年から1年との事です。
花を咲かせるのが目的なので、どのタイミングで咲くか分からないし、花を咲かせるには植物も体力?エネルギーを必要とするのでは?との思いから肥料多めかなと気になりつつ植え替えしました。
株も大きく成長したし、這うように成長していくので浅めで広い鉢に植え替えました。
苗をすべて植え替えて、根元の方に軽く水やりし直接日光の当たらない場所で落ち着かせます。
メネデール(植物活性剤)を適量薄めた水を掛けました。
その後、根が落ち着いたら(約4日から7日程度)通常通りの場所へ戻して管理します。
置き場所は、風通しがよく日当たりの良い場所(真夏の直射日光は避けます)が良いでしょう。
マリリン地方(沖縄県)では夏の日差しは強いので焼け死にます。
必ず遮光ネットを張りましょう。
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ついに、ガガイモ エディスコレア グランディスの花が咲いた
ついに、ガガイモエディスコレアグランディスの花が咲いた。
春に植え替えしてから暑い夏を迎え、本来エディスコレアグランディスは夏型(夏に成長する)なので順調に成長しています。
夏になり、成長点からいくつも分岐して成長し始めました。
風が涼しくなり秋の気配を感じ始めた9月末に初めて蕾が付きました。
蕾は新しい茎の先の方に付けます。
喜んだのもつかの間、蕾が咲かずに落ちます(‘◇’)ゞ
蕾の方でも「ここで咲いて大丈夫かしら」と様子見をしているような感じですw
しか~し、
ついに「これは咲くぞ」と思えるような蕾が付きました(^^)/
画像のように大きくなった蕾の横にも小さな蕾が見えますが、これはほぼ咲かずに落ちてしまいます。(スペアとして控えている感じ?)
はっきりとした理由は分かりませんが、2つ3つと同時に蕾を付ける場合が多いですがそのうちの1つしか開花しません。
花を咲かすために相当なエネルギーが必要なんだろうなって思ってしまいます。
蕾の時点で緻密な模様であろうことが窺(うかが)えて、ワクワクさせてくれます。
花が咲く前に蕾が膨らんでいくさまは観賞価値があるので向きを変えて4枚撮ってみました。
④の画像ではっ少しピンボケですが、すでに新しい蕾が見えています。
茎と比較しても花の大きいいことが予想できますね。
購入から3年目の秋ついに開花しました(^^)/
本当にペルシャ絨毯みたいな緻密な模様で感激です!
蕾が付いてからというもの毎朝観察し続けていましたが、やっとこの日が来ました。(大げさ)
目いっぱいに蕾が膨らんで、開花は今日か明日かと見逃さないように見ていましたが、結構開花までじらしてくれましたが最初に見た時の感動と言ったら、やはり植物を育ててよかったと思える瞬間ですね。
念願のディスコレアグランディスの花を見ることができて嬉しい。
最後に臭いは鑑賞しているぶんにはそれほどきついと思う事はありませんでした。
まとめ
多肉植物のガガイモには珍しい模様で臭い花を咲かせる品種が多いこと
ガガイモの中で1属1種でペルシャ絨毯のような緻密な模様の花を咲かせることから別名「カーペットフラワー」と呼ばれている品種があること
その緻密な模様の花を咲かせる「エディスコレア グランディス」の特徴
エディスコレア グランディスの花を咲かせるためにやったこと
土に元肥を入れて、春に植え替えをすること
蕾は何度か咲かずに落ちる場合がある
その後、蕾が付き始めて開花を見ることができました。
上記の事を、画像を交えて色々書きましたが、ポイントは「グランディスに花を咲かせるために最も大切なこと」は元肥の入った土と春の植え替えです。
どうしても植え替えができないという方は追肥だけでも花を咲かす効果はあると思います。
enjoy
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