エケベリア・パールフォンニュルンベルグを注文したら届いたのは残念ながら徒長した苗でした。
②水のやりすぎ
③肥料の与えすぎ
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手順①土に埋める茎部分の葉をもぎ取る
葉が付いたままだとカットしにくい、取った葉を葉挿しに使うという理由から挿し木に使う部分の下の方の葉を途中で折れたりしないように丁寧にもぎます。(矢印は葉をもいだ後)
葉は途中で折れたり切れたりすると芽が出てこないので、丁寧にもぎます
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手順②清潔なハサミで挿し木に使う上の部分をカットする
茎をカットする前にハサミを研ぎます。
ハサミを入れたあたりからカットします。
カットし終えたところです。
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手順③カットした上の部分は切り口を乾かしたのち挿し木する
カットした茎の部分を乾かします。形がいびつにならないように、網のようなトレイに挿して切り口を乾燥させます。鉢にスポッと浮かした状態で置いてもかまいません。
切り口が乾きカサブタ状になれば乾いた土に挿し、直接日の当たらない場所でしばらく
(根が出るまで)放置します。
手順④カットした根の付いた下の部分は葉を2枚ほど残しさらに葉をもぎ取る
カットしたばかりの苗、根元部分です
これから新しい芽が出るには葉が2枚あれば十分なので他の葉をもぎ取ります。
前述したように摘心(芯止め、ピンチ)した茎から新芽が出やすくなります。
葉を2枚ほど残すと体力があり新芽がでやすくなり、逆に葉が無いと芽が出にくかったり、出ても小さかったりします。
カットした後、根元の方は切り口は濡らさないようにします。(腐る場合があるため)
切り口がが乾いたらお日様に当てて、土が乾いたら水をタップリやります。その後は通常管理します。
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手順⑤もいだ葉はトレイor鉢に入れて葉挿しします
土は普段使っている多肉用の水はけのよい土を使っています。もぎ取った葉を葉挿しして、これも直接日の当たらない場所でしばらく(発根するまで)放置します。
カットして挿し木、葉挿し、根元部分のその後の様子
奇麗に仕立て直しができました。
挿し木して2週間ほどで根が出てきました。土と根が絡む程度に軽く水やりします、乾いたら水やり、それを3回ほど繰り返します。
挿し木して3週間、軽く苗を引っ張ってみると抵抗するので根付いているのが分かります。根付いた後は徐々に日の当たる場所へ移動し通常管理します。
さて、根元の方はどうなっているでしょうか?
同じく2週間ほどで新芽が出始めました。
葉を残さずにカットした株はなかなか芽が出ません。
約一月後、それぞれ2ケから3ケの新芽が出ました。
そして、2カ月後12月10日現在、こんなに成長しました。そのまま育てるもよし、カットしてまた挿し木しても良いし、好みで育てれば良いと思います。
葉挿しも、新芽と根がでたので霧吹きで水やりをし、乾いたら霧吹きするを2~3回繰り返していましたが、新芽も根もしっかりしてきたので、お日様によく当たる場所に移動しました。
12月10日現在スクスク生長中です。
カットしてから約5ケ月後2022年3月現在の葉挿し苗、親葉が枯れて鉢上げできるサイズに成長しています。
葉挿し苗を6cmのビニールポットに植え替えました。
カットした根元との部分も締まって奇麗な苗に成長しました。
徒長したエケベリアをカットし、挿し木して仕立て直しました。
カットした根元の方からは新芽が沢山出てきました。カットする時に取った葉で葉挿しすることにより沢山の苗を増やすことができました。
今回は一度に沢山の徒長した苗を仕立て直しつつ増やしましたが、1本でもまたエケベリアでなくても同じ要領でやってみてくださいね。
増やすのは多肉植物を育てるうえで楽しみの一つです。
例えばセダムの乙女心やエケベリアの七福神など、葉挿しに向かない品種もあるので、その場合は挿し木と摘心(芯止め、ピンチ)で殖やします。
徒長させないために特に日照不足には気を付けましょう。
enjoy
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