セロペギア・シモネアエグリーンフォームの種を採取して実生してみた
風変わりな植物(珍奇植物)が好きで、色々収集していますが、その風変りな植物の中でも群を抜いているのがセロペギアという種類で、草姿もユーモラスですが、花も面白い形態をしています。
そのセロペギアに種が付いているのを見つけたのは11月でしたが、種の熟するのを待たないと採取できません。
それで毎日種の様子を観察していたのですが、年が明け3月になり4月になっても種に変化はありませんでした。
種が付いて半年が過ぎたころにはしびれを切らし、5月には芽が出なくてもいいやという気持ちで強制的に採取したら、鞘の中から綿帽子の付いた種が出てきました。
種の採取と発芽の様子など紹介したいと思います。
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セロペギア・グリーンフォームシモネアエの実生に必要な道具と材料
道具と材料名 | 写真 | 用途 |
種蒔き培土 | 種を蒔く時に使います | |
鉢 | 種を蒔く時に使います | |
トレイ | 鉢を腰水するのに使います | |
紙orラップ | 遮光するのに使います。 |
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セロペギア・シモネアエ グリーンフォームの実生の手順
手順②鉢に種蒔き培土を入れて水で濡らす
手順③種を均等に蒔いたら腰水する
手順④新聞紙を掛けて日陰で管理する
手順①塾した種を採取する
セロペギア・グリーンフォームシモネアエに種が付いているのを見つけました。
横1本にかなり長い鞘ですが、種が飛んでしまわないようにキッチン用のネット(網)でキャッチできるように鞘を包みました。
人工的に交配したわけではないので、昆虫が花粉を付けてくれたのだと思います。
種が付いてから約半年、なかなか鞘が開きません。
種がまだ熟していないのかな?
しびれを切らし、なかば強制的に採取することにしました。
種が入った鞘は約12cmありました。
鞘の中から、綿帽子を付けた黒い種が出てきました。
上記の写真は綿帽子を取り除いて集めた種です。
ペットボトルの蓋は大きさが分かりやすいように目安として置いています。
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手順②鉢に種蒔き培土を入れて水で濡らす
種蒔き培土をスリット鉢に入れます。
当時の写真がないのでいつもやっている手順で写真を載せています。
鉢に種蒔き専用の土を入れたら、あらかじめ濡らしておきます。
バーミキュライト(種蒔き培土に入っている成分)が浮くのでジョウロでゆっくり何度も土が沈むまで、また表面がデコボコにならないように丁寧に掛けます。
手順③種を均等に蒔いたら腰水する
ここも蒔いた当時の写真がないので、いつもやっている種蒔きの手順で写真を載せています。
種を均等に土の上に蒔きますが、土は被せません。
鉢の下に浅いトレーを置き1cm~2cm位水を張り、鉢入れてを腰水します。
手順④新聞紙を掛けて日陰で管理する
種蒔き専用のトレーがあると便利ですが、私は種蒔きが趣味なのでいくつあっても足りません。
腰水用のトレイは鉢底に敷く受け皿を代用し、種蒔き専用の蓋の代わりに新聞紙をパラっとかけています。
種を蒔き終えたらトレーごと日陰に置きます。
新聞紙は遮光と乾燥を防ぐ役目をしています。
その後、鉢の土が湿った状態かどうか毎朝確認します。
土が乾き始めたらトレーに水を入れて発芽するまで腰水の状態を保つように注意します。
播種(はしゅ)して一月近く芽が出ませんでした。
なかば強制的に種を採取したせいで出ないのだろうかとあきらめかけた頃やっと芽が出てきました。
土は赤玉の小粒と鹿沼の細粒を3対1の割合で入れています。
それに化学肥料マグアンプKを適宜入れています。
種が付いた時期には5種類ほどのセロペギアを同じスペースに置いていたので、♂苗がどれだかはっきりしません。
多分、色の黒いタイプだと思います。
という事で、名札にはセロペギア・シモネアエグリーンフォームhybと書きました
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グニャとしているので、自立できません。
這わすか、支柱を立てて育てます。
小さいうちから花を咲かせます。
ちなみに黒い苗と緑の苗どちらも花は同じです。
花の形も面白い形をしています。
夏型ですが、温かいと春から秋までずっと咲いて楽しませてくれます。
実生から約2年半経った(2021年10月)現在の苗ですが、挿し木のためカットされたり虫に食われたり波乱万丈ですが、太くたくましく育っています。
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