森林サボテン『リプサリスラムローサ』の種を採取して実生で育ててみた
森林サボテン・リプサリス は通常のサボテンとは違い棘のないものや、棘があっても鋭さがなく小さな棘なので扱いやすく育てやすいサボテンです。
森林で生育しているため耐陰性があるので、室内でも育てられます。
ハンギングして育てるのに向いているので、インテリア性が高いうえに種類が多いリプサリスです。その中でも今回は、冬に真っ赤に紅葉して美しいラムローサの実生の仕方を紹介したいと思います。
冬になると真っ赤に紅葉してとても奇麗です。
春になると、はかなげな白い小さな花を咲かせますが、花が咲いた後も白いボールのような種が葉の縁に付いて、しばらく楽しませてくれます(種が連なって付く様は個人的に観賞価値が高いと思います)。
繁殖目的としては挿し木が効率的ですが、せっかく種が沢山付いてているので、蒔いてみたいと思います。
スポンサーリンク
リプサリス・ラムローサの実生に必要な道具と材料
道具名 | 写真 | 用途 |
ティーパック | 種を入れます | |
種蒔き培土 | 種を蒔く時に使います | |
スリット鉢 | 種を蒔く時に使います | |
トレイ | 腰水する時に使います | |
新聞紙などの紙orラップ | 遮光と乾燥を防ぐために使います |
スポンサーリンク
リプサリス・ラムローサ実生の手順
- 種の熟した頃を見計らって採取する
- 種をティーパックに入れて洗って干す
- 鉢に種蒔き培土を入れて水を掛ける
- 乾いた種を均等に蒔く
- 腰水し新聞紙をかけて日陰で管理する
手順①種の熟した頃を見計らって採取する
白い筒状の球をつぶすと中から黒いゴマほどの大きさの種が出てきます。
アロエのようなヌルヌルした液体に包まれていて、一粒に約20個以上の種が入っています。
スポンサーリンク
手順②種をティーパックに入れて洗って干す
上記の写真は乾燥した新鮮な種ですが、結構な量になりました。
スポンサーリンク
手順③鉢に種蒔き培土を入れて水を掛ける
手順④乾いた種を均等に蒔く
なるべく均等になるように種を蒔きます。
種を蒔いたらトレーに1cm~2cmほど水を張り腰水します。
手順⑤腰水した後に新聞紙をかけて日陰で管理する
鉢の上からフワッと新聞紙を掛けて日陰へ置き管理します。
芽が出るのが楽しみです
これでリプサリス・ラムローサの実生の仕方はひと通り終了です。
その後の管理と様子も追記しておきたいと思います。
スポンサーリンク
リプサリス・ラムローサの種まき後のケアについて
約1週間程度でで芽が出ました。
10日程で芽が出そろいました。
芽が出そろったら腰水をやめます。
水を張ったトレイから出して少しづつ日差しの当たる場所へ移動します。
もともと森林で育っているので強い日差しは苦手です。
腰水をやめてしばらく経つと土が乾いてくるのでまた腰水をする、それを何度か繰り返します。
種を蒔いて3週間程度で本葉が出てきました。
生き生きとした新芽、見ているだけで幸せな気持ちになります。
種を蒔いて約2か月で、このくらいの大きさになりました。そろそろ鉢上げしてもよさそうです。
スポンサーリンク
コメント